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【レビュー】映画『燃ゆる女の肖像』

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「不思議な輪唱の焚火シーンはトラウマもの☆」「哀しさと記憶だけて生きていく決意の振り向かない姿勢は圧巻!」「クライマックスはその最たるもので強烈な余韻が残る!」


上映中【2020年12月4日】

 

18世紀のフランス・ブルターニュの孤島を舞台に、望まぬ結婚を控える貴族の娘と、彼女の肖像を描く女性画家の情熱的なひと時の恋を綴る。貴族の娘に『スザンヌ』のアデル・エネルが、画家に『英雄は嘘がお好き』のノエミ・メルランが扮し、『水の中のつぼみ』のセリーヌ・シアマがメガホンをとる。第72回カンヌ国際映画祭で脚本賞&クィア・パルム賞をW受賞したほか、世界各地で44もの映画賞の受賞を果たした。-Movie Walker-



 

あらすじ<STORY>

画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から、結婚を拒む娘エロイーズの見合いのための肖像画を頼まれる。身分を隠して近づき、密かに肖像画を完成させたマリアンヌは、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを否定されてしまう。だが、描き直すと決めたマリアンヌに、意外にもモデルになると申し出るエロイーズ。キャンバスを挟んで見つめ合い、美しい島をともに散策、音楽や文学について語り合ううちに、ふたりは恋に落ちる。

●キャスト●

Heloise アデル・エネル
Marianne ノエミ・メルラン
Sophie ルアナ・バイラミ

●スタッフ●

監督 セリーヌ・シアマ
脚本 セリーヌ・シアマ

映画『燃ゆる女の肖像』を観た人の感想、評価、口コミ

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◉『燃ゆる女の肖像』
絶海の荒波と燃え盛る暖炉の炎をBGMに、
18世紀フランスの孤島で女二人が再現する古代ギリシアの愛の神話。
ただただ真剣に見つめ見つめられ、
見つめ合った僅かな時間は二度と戻らない、
けれど永遠に忘れられない心の夏。
視線の変化がこんなに情熱的で切ない映画は初めて。大傑作。

 

◉『燃ゆる女の肖像』を見てて、
あらゆるシーンが絵画みたいだなぁ、と思ってて、
そういえば絵画ってなんてことないシーンを切り取ったもの、
多いなぁ、って思ったりしてた。

そしてなんでこんなに絵画的なんだろう、と思った。
光の使い方なのかな。

 

◉『燃ゆる女の肖像』
人生に選択肢のない令嬢の顔なき肖像画。
見られる事を拒み胸の奥にしまった私を解放する出会いは
視線を重ねる程に深化し満たされていく。
風や波の音、そして炎が二人を包み感情の揺らぎ煌めきを残さず伝える。
僅か数日間の真実の愛が永遠に私の内で火となり燃ゆる。
只々圧倒された

正確な肖像画を描く為の〝見つめる〟という行為。
密かな理解を経て画家マリアンヌに芽生える感情とその視線に感応するエロイーズ。
律しようと溢れる喜びや限りある時の中で
二人でなら互いの真実を表現できるという芸術を介した交感。愛。
抑圧の中で心燃やす生への歩み、その多様な美の表現にも息を呑む

規律に縛られ受身を強いられる女性らの、
時間を無駄にしたとか悔しいと思える程のアクティブな感情。
そんな経験を通し自分の本当の肖像に出会う。

二人に限らず召使いソフィーの物語や焚き火を囲む
女性達の歌声など情緒的な部分がとても繊細でした。
クライマックスはその最たるもので強烈な余韻が残る。

 

◉『燃ゆる女の肖像』
噂に違わぬ大傑作だった。
全てのシーンが絵画の様。静かでセリフが少ないのに
眠くなるどころか引き込まれまくりで、あまりの美しさに何回も鳥肌が立った。
今夜はワインとチーズとパンを食べながらゆっくりと映画の余韻を味わう。
(残念ながら蝋燭と暖炉に焚き火はない)

 

◉映画『燃ゆる女の肖像』
令嬢と女性画家の物語

令嬢の肖像画を描くために島へ招かれた画家

令嬢を追う画家の視線
閉ざされていたお互いの心が徐々に開かれ、呼応し始める

人を愛することとは、こんなにも尊く儚く哀しく美しいのだろう
きっと彼女達の心に秘めたものは消えることはないだろう

◉映画『燃ゆる女の肖像』行ってきました
とてもとても良かったです

 

◉「燃ゆる女の肖像」
いつかこの映画を思い出すとき、大きな物語の流れというよりも、
いくつかの印象的なシーンが
フラッシュバックのように鮮烈に浮かび上がってくると思う。
お祭りに向かって歩く三人のシーンが、とても幻想的で美しかった。

 

◉『燃ゆる女の肖像』を鑑賞。
孤島が舞台で、貴族の娘と肖像画家の話。
二人の表情やら、仕草やせ繊細でドキッとする。
予告編でも流れてた輪唱の曲は、心がざわつくんだよなー。
島も二人も絵も話も美しい。魅了されました。

 

◉「燃ゆる女の肖像」
傍にいられなくても共に生きるという文字通り愛と
彼女たちの強さを体感した美しき作品だった。

轟く波の音に尊き日々と、
ラストシーンの重みがじわじわとのしかかってくる、凄い。
こんなふうに想い合う人同士が当然に
一緒に生きていける社会にならないといけないと改めて痛感した。

 

◉『燃ゆる女の肖像』。
ブルターニュの孤島を舞台にした2人の女性の恋愛ドラマ。
映像が鮮烈。文学や音楽に触れるシーンが多く、
オルフェウスの神話は象徴的。

焚火のシーンで流れる不思議な合唱と白いドレスを着た
エロイーズの幻影は良い意味での戦慄を覚える。
美しきトラウマを作る至高の映画。

 

◉『燃ゆる女の肖像』を鑑賞。
女性画家とお嬢様との一瞬の燃え上がる恋を描いた作品。
女性ばかりのまさに禁断の花園。
暗闇に灯る暖炉、キャンバス、裸、パイプ。
この映画の美しさを象徴する映像だった。
油絵の世界に引きずり込まれるような、絵画と映画が一体化していた。

 

◉『燃ゆる女の肖像』
美しい映像、薪が燃える音、波の音に少なめの台詞。
そして絵を描く姿は、女ならではの美しさと不遇が絡み合っているよう。
ラストの、哀しさと記憶だけて生きていく決意の振り向かない姿勢は圧巻。
輪唱は魔力の様に耳に残ります。

 

◉映画『燃ゆる女の肖像』
あらゆる点で素晴らしかったのだけど、
自分の名で絵を発表することすら許されなかった
数多の女性画家の筆跡の積み重ねで、
私は私の名で絵を描くということが出来ているのだなと思った。

 

◉『燃ゆる女の肖像』
自分の望まない結婚を控えた令嬢と彼女の肖像画を描く為に
屋敷に招かれた女性画家と屋敷のメイドと令嬢の母。
自分の置かれている世界の中で生きなければならない事に対して
明確に“不幸”や“幸せ”は表現しない。
男性優位な時代のお話なのにストーリーを引っ張るような男性は登場しない。

主役ではないけどメイドの子が良かったな。
そして、波の音と暖炉で薪が燃える音が良かった。
見終わってから思い返して色々な事を考える映画でした。

 

◉『燃ゆる女の肖像』
ブルターニュの孤島を舞台に全てが繊細で美しいラブストーリー。
ミステリアスな表情の移ろい
抑制の効いた台詞でも想いは充分に伝わり、
限られた時間の中、多幸感に酔いしれました。
不思議な輪唱の焚火シーンはトラウマもの☆

 

◉「燃ゆる女の肖像」
昨年のカンヌ国際映画祭等から期待していた作品だったが、
その期待を遥かに超える最高傑作!
無論今年No.1&オールタイムベスト入り。

肖像画を起点に紡がれる2人の物語に魂を揺さぶられ、
今は波のように押し寄せ続ける余韻に浸っている。
セリーヌ・シアマ監督らに惜しみない拍手を!

 

◉「燃ゆる女の肖像」めっちゃ良かった。
画も綺麗やし音楽もめちゃくちゃ綺麗やった。
こんなキレイな映画観れて良かった。

 

◉『燃ゆる女の肖像』
一言でいうなら「火と水の融合」。
対比的な構図が至る所に見られ、水と火の比喩も見事。
シアマ作品では水の演出が重要。
壮大な風景の中でほぼ女性キャストによる
アンサンブル劇は最後まで目が離せない。
カンヌ脚本賞受賞は納得。

 

◉『燃ゆる女の肖像』良かった。
まなざしの映画に弱いんだよなあ。
その中でも見ること見られることの欲望を煽られる映画だった。

 

◉『燃ゆる女の肖像』見たー。
裏切られたー。

音楽がキーだった。絵じゃなかった!
文学もキーだった。絵じゃなかった!
鳥肌たった。

 

◉『燃ゆる女の肖像』
朝イチで見てすぐ帰るはずだったけど
ラストシーンをもう一度見たくて
劇場に引き返してこの時間になったしまだ何回でも見たい
こういう日があると助かる

 

◉『燃ゆる女の肖像』
何もかもが特別な時間、
姉妹のように過ごした野の花のような3人の時間が愛おしいです。

永遠に秘めた想いは"悔やむより思い出して"
その記憶だけで生きることのできる美しい恋愛にため息がでます✨
自由が制限された時代、心だけは縛られない女性たちが清々しいです

 

◉『燃ゆる女の肖像』
評判通り美しかった。
全体的に美しかったけど海の音が綺麗すぎた。
登場人物もセリフも少なくて、
でも感情は存分に表されてて自分好みだった。
ああいう映画をもっと見たい。

 

◉『燃ゆる女の肖像』
画家とモデルは互いに“見る/見られる”関係であるように、
ある人との大切な思い出というのは、
自分が見ていた記憶であると同時に、自分が見られていた記憶でもある
から儚く切ないのだ。ラストの美しい長回しは、
「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメとも重なった。

 

◉「燃ゆる女の肖像」鑑賞
徹底的にこだわった構図、背景と衣装の色のコントラスト。
徐々に重なる視線と色づく絵画。終わりが分かっていながらも美しく愛し合う。
余計な前情報入れていかなくて正解だったな。
ラストは胸がムギューーーってなった…

 

◉『燃ゆる女の肖像』
『ミセスノイズィ』をハシゴ。

どっちも最高オブ最高で最高の休日になった。
ああもう賛辞の語彙が貧困すぎ俺!
両作品とも素晴らしきエンタメでした!

 

◉『燃ゆる女の肖像』
相反する要素が同居する映画大好きなのよね。
冷たく情熱的で、静かに騒々しく、穏やかに過激で、
和やかに険しく、単純で複雑、回りくどくて単刀直入、そんな映画。

 

◉『燃ゆる女の肖像』
わずかな視線のうつろい
言葉の途絶えた沈黙の哀切
ふたりの間の空気が微細に揺らめく瞬間までもが
全てのシーンに刻印され、その美しさに鳥肌と溜息が出るばかり‥

 

◉『燃ゆる女の肖像』
音楽が素晴らしい。使われたのは二ヵ所だけ。とても印象に残る。
海辺や岩場の画は『ピアノ・レッスン』を彷彿して仕方なかった。
とてもパーソナルな映画だった。現代の話に慣れてしまった私は
何故二人で逃げないのか、と思った。
あの時代には無理なんでしょうね。
最後のエロイーズの画が印象に残る。
ふと自分は絶対にエロイーズ側だな、と思った。私はマリアンヌみたいに強くないし。
私は二人より小間使いの彼女が気になった。大昔から性の負担は女の側に背負わされる。
浜辺の女たちの合唱を観るためなら
リピートしてもいいかな。

 

◉『燃ゆる女の肖像』
とてもロマンチックな映画だけど、その背景には
女性の人生における選択肢のなさ、それに対する怒りがある。
望まない結婚を強いられる、女性であるだけで仕事に支障がある、
出産や堕胎の負担など、程度の違いこそあれ今も続いている。
セザール賞のアデル・エネルの姿は記憶に新しい。

 

◉『燃ゆる女の肖像』見ました。
島の邸宅に住む令嬢の肖像画を描くために雇われた女性画家。
2人の関係はやがて密となり、一線を越えていく。
『ブロークバックマウンテン』に近い切なさではあるが、
いかんせん展開が簡素すぎて集中が持たなかった!
ラストカットはどうやって撮ったんだろう?

 

◉『燃ゆる女の肖像』。
静謐と情熱は紙一重と感じる。
時代ゆえ人生の選択ができない女性達の愛を描いた映画。

カンヌの脚本賞受賞作なので物語はもちろん、
監督の演出とキャストの表情の演技も素晴らしかった。

数少ない音楽を使用した場面が特に印象的。
映像も美しく映画館で観ることができて良かった。

 

https://gaga.ne.jp/portrait/comment/

 

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最新みんなのレビュー

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