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【レビュー】映画『SKIN/スキン』

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「リトルダンサーの彼だと知ってビックリ!」「真っ当に生きようとする人間との対比で真摯に描く秀作!」「21分の中にギュッと凝縮され、衝撃のラスト!」


上映中【2020年6月26日(金)公開】

 

米国のレイシスト集団“ヴィンランダーズ”の共同創設者ブライオン・ワイドナーの実話を映画化。白人至上主義者グループ主宰者の下で育ち、その中核を担うようになったブライオンは、シングルマザーのジュリーと出会い、過去と決別しようとするが……。出演は「ロケットマン」のジェイミー・ベル、「パティ・ケイク$」のダニエル・マクドナルド。監督のガイ・ナティーヴが手掛けた短編「SKIN」がアカデミー賞短編実写賞を受賞したことで、長編映画化が実現した。-Movie Walker-



 

あらすじ<STORY>

反ファシスト抗議を行う人々に、猛然と襲いかかるスキンヘッドの男たち。その中の1人、ブライオン・“バブス”・ワイドナー(ジェイミー・ベル)は、十代で親に見捨てられ、白人至上主義者グループを主宰するクレーガー(ビル・キャンプ)とシャリーン(ヴェラ・ファーミガ)の下で、実の子のように育てられた。筋金入りの差別主義者に成長したブライオンは、今やグループの幹部として活躍。タトゥーショップで働く彼の体には、鍵十字など、差別的なメッセージを込めた無数のタトゥーが刻まれていた。だが、3人の幼い娘を育てるシングルマザーのジュリー(ダニエル・マクドナルド)との出会いが彼を変える。これまでの人生に迷いを感じ始めたブライオンは、グループを抜け、ジュリーと新たな生活を始めることを決意。だが、前科とタトゥーが障害となり、なかなか仕事が見つからない。さらに、彼の裏切りを許さないかつての仲間、スレイヤー(ダニエル・ヘンシュオール)たちからも日々、脅迫が続いていた。家族の安全と自らの幸福との間で悩むブライオンに、反ヘイト団体を運営するダリル・L・ジェンキンス(マイク・コルター)が、転向の手助けを申し出る。ある裕福な女性が、彼のタトゥー除去に資金を提供するというのだ。過去の自分と決別するため、ブライオンは、計25回、16カ月に及ぶタトゥー除去手術に挑むが……。

●キャスト●

スレイヤー ダニエル・ヘンシュオール
ブライオン・ワイドナー ジェイミー・ベル
ジュリー・プライス ダニエル・マクドナルド
フレッド・クレーガー ビル・キャンプ
April ルイーザ・クラウゼ
Desiree ゾーイ・コレッティ
Sierra カイリー・ロジャーズ
Iggy コルビ・ガネット
ダリル・L・ジェンキンス マイク・コルター
シャリーン ヴェラ・ファーミガ

●スタッフ●

監督 ガイ・ナティーブ
製作 ジェイミー・レイ・ニューマン 、 ガイ・ナティーブ 、 オーレン・ムヴァーマン 、 セリーヌ・ラトレー 、 トルーディ・スタイラー 、 ディロン・D・ジョーダン
脚本 ガイ・ナティーブ

映画『SKIN/スキン』を観た人の感想、評価、口コミ

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◉『SKIN/スキン』
民族と言うより家族としての共同体。
何か異常を察しながらも愛情と共に憎しみを育まれ
皮膚に刻んだ武装は心までも閉じ込める。

けれど完全に覆われてはいなかったブライオンの心は
ヘイト以外の救済に触れることにより傷みに向き合う清算を迫られる。
心身焼かれる改心への闘い、壮絶!

 

◉『SKIN/スキン』

【過ちと再生】

レイシストとして生きた男が
組織から脱会を試る実話

顔面のタトゥーと非道な繋がり
過去の自分の愚かさから
抜けられない泥沼地獄

しかし愛と贖罪の心があれば
《人は生まれ変わる事ができる》

※短編版を期待して本編を観ると
若干の肩透かし感あり

 

◉「SKIN/スキン」
短編が衝撃過ぎたので長編は淡々と感じる。
それでも事実に基づいてる分、感情移入できた。

一度染まった暴力と差別から脱する事はそれ相応の痛みを伴うということ。
そして人間は変われると教えてくれる作品。出会いと救いがないと無理だけど。
リトルダンサーの彼だと知ってビックリ。

 

◉SKIN/スキン

自身の過去の過ちを後悔し本当の愛を知って更生する。

右も左もわからない白人貧困層を取り込み
白人至上主義者へと育て暴力と差別に満ちた人格へと変貌させる。

終わることの無い負と負の連鎖を断ち切る事ができるのかという
短編のテーマから答えの一つを提示した作品。

 

◉『SKIN/スキン』
もうこれは本当に今観るべき映画!
白人至上主義が再び幅を利かせはじめた昨今、一石を投じることのできる作品だと思う。
実話を基に差別主義集団に属した人視点で描かれた、
物理的な痛みも伴う抜け出すことの難しさ、憎悪の代償はあまりに大きいと‥‥。
けれど希望も見えた。

◉『SKIN/スキン』
レイシスト集団のボス夫婦の文字通りの子供騙し感がハンパない。
連合赤軍とかカルト教団の例を出すまでもなく
世間知らずの未熟者が洗脳された挙句暴走する構図は今も昔も変わらない。
逆を言えば映画としてはやや退屈。
118分の実話より21分のホラ話がテーマを効果的に伝えることもある。

 

◉『SKIN/スキン』
仮初の愛に育てられた憎悪と暴力の無垢なる怪物が知る喪失の恐怖は、
痛みを伴い素顔の自分へと生まれ変わらせる。
差別主義者の根底にある荒んだ心の弱さを、
自身を悔いて真っ当に生きようとする人間との対比で真摯に描く秀作。

 

◉『SKIN スキン』。
レイシストの贖罪を描く実話ベースのドラマ。
ジェイミー・ベルがイメージを一新。

過激な暴力描写が多く心が痛むが、愛を知って憎悪が消え、
生まれ変わる主人公の姿に観る側も清められる。
短編版の方がシンプルで強烈な印象。
21分の中にギュッと凝縮され、衝撃のラスト!

 

◉『SKIN スキン』
本作が特筆すべきなのは、ネオナチ集団の新メンバー勧誘経緯を見せている点。
単に生きるためにネオナチに入る者も存在する悲しさ。

主人公ブライオンの顔に刻まれたタトゥーはヘイトの象徴にして
不安を隠すためのペルソナ(仮面)。
そのペルソナを痛みを伴いながら剥がし、彼はパーソン(人間)となる。

 

◉SKIN 短編 同時上映

白人と黒人そして毒ベビの見分け方。
すべてじゃないにしても色で判断をする愚かさは
親から子の世代へ影響を与え終わる事のない負の連鎖が続いてく。
21分間で人種差別に暴力に銃社会とアメリカの闇の部分を上手く表現していてる。

 

◉「SKIN/スキン」
ネオナチ組織=疑似家族(更にFBIにマークされる程に危険)なので、
足抜けの困難さは半端ではない。
歩み直す切っ掛けは、主人公の生来の優しさだと感じた。
D・マクドナルド、「パティケイク$」も印象深いが、今作の体を張った演技も良かった。

 

◉『SKIN/スキン』
ガイ・ナティーヴ。黒人が抑圧される「人種主義」の構造は根深いが、
本作は白人至上主義団体という明確な差別が描かれ、剥き出しの憎悪と暴力が見られる。
苛烈ながら表層である分、転向の可能性もある。その為の市民団体も登場。
家族愛が契機だが、人情面より取引場面ももっと見たい。

 

◉『SKIN/スキン』
短編は肌への憎悪、長編では自らの肌との闘い
ヘイト運動家の男が愛する人のため脱会を決意、組織から命を狙われる
孤独な若者に偽りの愛を押し付け洗脳する組織のやり方が気持ち悪い
短編と対照的に描かれていたある場面に涙しました

彼の存在は希望の光、改心する人が増えるよう切に願います

 

◉『SKIN/スキン』
短編を観てたのもあって、終始最悪を想像して手汗がすごかった。
音楽、というか音のひとつひとつが怖くて痛みを覚えるレベル。
ヘイト、その連鎖、自分の気持ちをどこに向かわせたらよいか分からなくて
問題の複雑な構造に参りながらも、提示される希望に感動とは異なるものを感じた。

 

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