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【レビュー】映画『幸福なラザロ』

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「移民流入や格差化で混乱する都市をつなぐ、神話的な物語!」「映画を愛する者は絶対に見て衝撃を受けるべき!」「鑑賞後ずっと語り合いたくなる傑作!」


上映中【2019年4月19日(金)公開】

 

1980年代初頭にイタリアで実際にあった詐欺事件から着想を得た物語が高い評価を受け、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門脚本賞に輝いた人間ドラマ。20世紀後半のイタリアの小さな村を舞台に、領主によって過酷な生活を強いられている村人や純朴な青年ラザロを待ち受ける運命が描かれる。-Movie Walker-

 

あらすじ<STORY>

20世紀後半のイタリア。渓谷で外の世界と隔絶されたインヴィオラータ村の村人たちは領主であるデ・ルーナ侯爵夫人(ニコレッタ・ブラスキ)に騙され、社会と隔絶した生活を強いられていた。村の中でいちばんの働き者である若い農夫ラザロ(アドリアーノ・タルディオーロ)は、お人好しが過ぎるあまり仲間から軽んじられ、周囲から仕事を押し付けられる日々。そんなある日、侯爵夫人の美しい息子タンクレディ(ルカ・チコヴァーニ)が村にやってくる。タンクレディはラザロを仲間に引き入れ、自身の誘拐騒ぎを演出、やがて二人は強い絆で結ばれていくのだった。だがその頃、誘拐事件を発端にインヴィオラータ村の存在が、領主による大規模な労働搾取の事件現場として報道され、村人たちは揃って住み慣れた村から出ることになるのだが……。

●キャスト●

Lazzaroアドリアーノ・タルディオロ
Antonia bambinaアニェーゼ・グラツィアーニ
Antoniaアルバ・ロルヴァケル
Tancredi bambinoルカ・チコヴァーニ
Tancredi adultoトンマーゾ・ラーニョ
Ultimoセルジ・ロペス
Marchesa Alfonsina De Lunaニコレッタ・ブラスキ

●スタッフ●

監督アリーチェ・ロルヴァケル
撮影エレーヌ・ルヴァール
音楽ピエロ・クリチッティ
美術エミータ・フリガート
編集ネリー・ケティエ
衣装ロレダーナ・ブシェミ
音声クリストフ・ジョヴァンノーニ

映画『幸福なラザロ』を観た人の感想、評価、口コミ

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◉『幸福なラザロ』
イタリアで実際に起きた詐欺事件を基に、「誰もかつて味わったことのない」
新たな映画体験を編んでみせた、まぎれもない傑作。
とにかく観てみないとわからないこの映画の凄さをぜひ劇場で!

 

◉『幸福なラザロ』を観た。
アリーチェ・ロルヴァケル監督と同じ時代に生まれた奇跡を六本木でひしひしと感じる夜。
この時代に生まれて映画を少しでも好きなら見逃しちゃいけない監督だと思う。
興奮し過ぎて想いは沢山あるのに言葉に出来ない。

 

◉『幸福なラザロ』を鑑賞。
天使のようなラザロを主人公に、
小作人が違法に過酷な労働をさせられていた実際の事件を基にしたイタリア映画。
だが事件の発覚後も貧困は続く。

違法な格差と合法的格差に何の違いがあるのか。
そして、なぜ現代社会はそうなってしまったのか?…を、痛烈に描いた傑作!

 

◉映画「幸福なラザロ」見た。
現代なのに中世のように領主に搾取される山村と、
移民流入や格差化で混乱する都市をつなぐ、神話的な物語。
善良であることの困難さという深いテーマのイタリア映画。

 

 

◉『幸福なラザロ』
この映画にはLGBT も有色人種も出てこない。
イタリアの隔離され労働搾取された村のお話、
いつの時代にもある「人とは」のお話。ラザロの神対応とぶっ飛んだ設定はもはや聖書という名のSF。
世間の潮流を無視してこんな実話ベースの傑作を作ってくれてありがとうなのです!

 

◉『幸福なラザロ』
アリーチェ・ロルヴァケル:これはちょっと衝撃的な傑作!
オルミであることもベルトルッチであることも不可能な時代に、それでも偉大な映画を作り、
偉大な映画作家となることが可能であると私たちに心から信じさせてくれる作品。
映画を愛する者は絶対に見て衝撃を受けるべき!必見!

 

◉『幸福なラザロ』。
深い哲学と宗教観に包まれた映画。
働き者だが、佇まいや眼差しがどこか現実離れした青年ラザロ。

中盤でそれが更に顕著になり、彼が何者なのか、謎めいた展開に引き込まれる。
ヒントは彼の名前。善悪を超えた人間愛、
80年代イタリア映画のようなクラシックな映像に魅了された。

 

◉『幸福なラザロ』
アリーチェ・ロルヴァケル監督最新作の主人公ラザロを見ていると、
聖書にある「ラザロの復活」と「金持ちとラザロ」の話を思い出す。
地位や富に執着して慈悲を失った現代人に対し、
“聖なる愚者”を描く本作は無垢な心の尊さを描く。

 

◉『幸福なラザロ』
小作制度廃止後のイタリアで起こった事件をベースに、
善良なラザロの目を通して描かれる、
時間や環境に支配されがちな人の心の刹那☆

それでも全てを受け入れ包み込むラザロのありようは、
絶望とは無縁の不思議な魅力を放ちます

 

◉『幸福なラザロ』
何より驚いたのは「何もしない」ラザロだった。
怒らず、求めず、困っている友人のためなら命も差し出してしまう。
この世知辛い世の中に間違って入ってきてしまった
天使のようなラザロを観て「幸せはどこにあるのか」と考えてしまった

 

◉幸福なラザロ
変わりゆくものを対比しながら変わらない物の象徴として
聖人の様な澄んだ瞳のラザロを媒介に観客は様々な事を考えさせられる。

善悪、人の尊厳、自由の意味、自然と文明、お金の価値…
そして問う、「あなたは幸せか?」と。
映画的趣向に富んだ詩的な映像表現が最大限の効果を上げている。

 

◉『幸福なラザロ』は、
『万引き家族』が最高賞受賞した際のカンヌで脚本賞を獲ったイタリア映画。

これがとてつもない作品だった。
聖人ラザロと同じ名を持つ無垢な青年を巡り、予想を超える展開が寄せては返す。
どうすりゃこんなストーリー思い浮かぶのか。鑑賞後ずっと語り合いたくなる傑作だ。

 

 

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