「個人の視点から世界を理解することの困難さを体感!」「最初のワンシーンから物語の世界に引き込まれた!」「謎解きより解説されないヒントの羅列に困惑する雰囲気を楽しむ映画!」
上映中【2019年3月15日(金)公開】
「サウルの息子」のネメシュ・ラースローによるドラマ。1913年、イリスはブダペストの高級帽子店で働くことを夢見てやってくる。そこは彼女の亡くなった両親が遺した店だった。だが、今のオーナーに追い返されてしまう。さらに彼女に兄がいたことを知る。出演は、「サウルの息子」のユリ・ヤカブ、「エリザのために」のヴラド・イヴァノフ、「リザとキツネと恋する死者たち」のモーニカ・バルシャイ。ヴェネチア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞、第91回アカデミー賞外国語映画賞ハンガリー代表作品。-Movie Walker-
あらすじ<STORY>
1913年、オーストリア=ハンガリー帝国が栄華を極めていたころ、ヨーロッパの中心であるブダペストのレイター帽子店で働くことを夢見て、イリス(ユリ・ヤカブ)が店を訪れる。そこは、彼女が2歳のときに亡くなった両親が遺した高級帽子店だったが、現在のオーナーであるブリル(ヴラド・イヴァノフ)は、突然現れた彼女を歓迎することはなく追い返す。オーストリア皇太子も訪れる華やかで憧れの場所に見えた帽子店だったが、裏では王侯貴族に店の女性を捧げているという大きな闇が隠されていた。さらに、イリスには兄がいたことを初めて知るが、その兄カルマンは、伯爵殺しという大事件を起こしていた。イリスは失踪したカルマンを必死に探し始めるが見つからない。やがてカルマンとその仲間たちは、貴族への暴動を起こす。第一次世界大戦前に激動するヨーロッパの渦に巻き込まれていくイリス。彼女は兄とめぐり逢うことができるのか? そして高級帽子店の運命は……?
●キャスト●
イリス | ユリ・ヤカブ |
---|---|
Oszkár Brill | ヴラド・イヴァノフ |
Mrs. Müller | モーニカ・バルシャイ |
●スタッフ●
監督 | ネメシュ・ラースロー |
---|---|
脚本 | ネメシュ・ラースロー |
映画『サンセット』を観た人の感想、評価、口コミ
※皆様からの感想や口コミも随時募集しています☆
下記のコメント欄にお気軽に書き込んでください!!
◉『サンセット』試写会。
ゲルマンの『神々のたそがれ』を思い出す笑。
ネメシュ監督の特徴である被写体深度の浅さが
前作サウルの息子と逆の効果を生んでいる事に驚いた。
この世に確かなものなど何もないと言わんばかりの筆致で見る者を混乱に誘う。
◉『サンセット』試写会にて。
ハンガリーの知識があった方が楽しめる。
が、それ以上にピントのいったり来たりとどこに焦点を合わせたらいいのか、クラクラさせてくれる。
もう一度見直したいが、今すぐか数ヶ月か数年後かが悩ましい…
◉ネメシュ・ラースロー『サンセット』鑑賞。
1913年オーストリア=ハンガリー帝国のブタペストが舞台。
主人公イリスは亡き両親が経営していた高級帽子店の求人広告を手に現在のオーナーブリルに会う。
彼女が知らなかった兄の存在、両親の死の秘密、レイター帽子店の闇…
イリスは次々と知らなかった情報を得て兄を探す…
『サウルの息子』と同じく被写界深度の浅い映像でCG使わない素晴らしいセットや
美術をもっと見たい感に煽られながらイリスの見ている世界を体験。
大寺眞輔さんの新文芸坐シネマテークの時とはまた違う客層に向けたコンパクトかつ詳しい解説で
多くの情報を得て解明しようとすればするほど真相が分からなくなっていく
イリスは現代の情報溢れた社会の我々にも通ずる状況と。
私はラースロー作品アレクセイ・ゲルマンの緻密さ想起して味わい深い。
大寺さんが紹介された監督の言葉「感覚的に掴むには知性が必要」大切な事。
◉『サンセット』試写会にて鑑賞。
音響が素晴らしく、最初のワンシーンから物語の世界に引き込まれた。
謎がまた謎を呼ぶストーリー展開で、いい意味でとても難しい映画だと感じました。
大寺眞輔氏による解説トークが聞けて良かった!
◉「サンセット」
直後は"分かんない","目が回る","気持ち悪い"でぐるぐるしつつも気になって考えてしまうという不思議な体験。
音響も混乱させ、視点もボヤけまくり、ストーリーも……😵💦
芸術って難しいけど、心のひっかかりになるものなのねww
1913年のブダペストを舞台に、帽子屋さんの秘密、父母の死の謎、兄の存在有無を曖昧ミーに描く。
現代世界の不鮮明さを訴える、ネメシュ監督に翻弄される。
衝撃作「サウルの息子」の監督作だけに期待大であるが、それは若干萎んでしまった。
美女のうなじフェチ人は楽しめる。
◉ハンガリー映画「サンセット」
主演Juli Jakabさん、生まれた時からこの世の幸福を全て知らず、
ただの一度も笑う事も、誰かに心を開く事もなかった、
そんな演技が上手すぎてめちゃくちゃしんどかった。
(お願いだからもう幸せになってくれ…!)って言いたくなる。
◉『サンセット』。
監督らしい焦点のカメラワークと長回し。会話や音の出所のこだわり。多言語混在。
主人公の行動の意味不明さに不快になるも、
半分辺りで「これはもしかして?」と気が付くとそこからは気味悪さが面白くなった。
これは凄いな。
◉『サンセット』
美術とか衣装がすっげえのに全体に暗いシーンが多くて、あ、そこもう少し見たい!ってなる。
割と難解だった。映画館よりリラックスできる環境で少しづつ味わいながら見るのに向いてるかもしれない。
◉サンセット試写会観てきました。
主人公の顔のアップにバイオリンの音のBGMの長回しのシーンが印象的な作品。
見終えた後は独特の困惑感が堪能できる作品で新しい映画の見方が発見できた。
◉映画「サンセット」に行って来ました。
主人公イリスの目線で一緒に物語を追っていくような感覚でした。
ラストのイリスの表情が印象に残りました。
◉『サンセット』。
……はて、どういうことか? と思いながら観ていたが、終映後の解説によるとそれで良いとのこと。
何が真実で、何が虚構なのか。作品の解釈は観た人の数だけある、と思うとそれもまた楽しい。
そして舞台が帽子店だけあって、登場する数々の帽子がとても素敵。
冒頭から華麗なデザインのものが複数見られて眼福でした。
◉『サンセット』
私の好きなアレクセイ・ゲルマン想起し美術やセット
もっとちゃんと見たいな感煽られましたが素晴らしかったです。
◉「サンセット」試写会
ネメシュ・ラースロー 監督
ハンガリー・フランス合作
配給 ファインフィルムズ
142分
上映終了後、大寺眞輔さんの解説。
第一次世界大戦
終結100年の節目で映画作家として
撮りたかったんだろうな。
服飾&セットに予算かかってますよ!
◉『サンセット』試写会鑑賞。
1913年のブタペストで、両親がかつて経営していた高級帽子屋を訪れる主人公。
混乱の時代ですね。主人公目線の長回しで、主人公とともにカオス状態へ。
映像や音楽は独特だよね。帽子は素敵だった。
◉『サンセット』試写会参加。
上映後に大寺眞輔氏の解説トーク付き。つまり解説が必要なほど小難しい。
ほぼ全編、主人公のうなじか顔が映ってて周りの景色があまり分からなくてウンザリ。
と思ってたら、分かりにくいのは監督の狙いらしい(^_^);
◉ハンガリー映画メネシュ・ラースロー監督の新作『サンセット』試写会。
『サウルの息子』同様一人の人物を中心として、世界の混沌を描くスタイル。
個人の視点から世界を理解することの困難さを体感する映画。
評論家の大寺眞輔氏の解説で少し理解できました。
◉『サンセット』試写会で観てきました。
上映後の大寺眞輔さんのトークショーの解説が凄い分かりやすくて、なんとも言えない見心地に納得。
ミステリーだけど、謎解きより解説されないヒントの羅列に困惑する雰囲気を楽しむ映画でした。
◉映画『サンセット』行ってきました。
高級帽子店の華やかさとそこに潜む闇。
台詞以外の音(ヒソヒソ声、ハエの羽音、扉の閉まる音など)を台詞と同じぐらいの音で意図的に使用。
観終わった後も謎は続く。
◉サンセット
なんの事かよくわからないって思ったんだけどそれで正解みたいです。
アフタートーク聞かないと意味わからないです。情報を得れば得るほど混乱を極める作品らしいです。
衣装が美しかった。
久しぶりに混乱する映画に出会った。
◉
映画作家にとって世界の不鮮明さそのものが重要なのだ。僕らはヒロインと共に未知の世界に迷い込み、全景のショットが少ないがゆえに視野狭窄にも似た状態に陥る。観客に与えられる情報は彼女が見聞きできるそれに限定されるのだ。(評・映画)「サンセット」 https://t.co/AAwrYXKXmB
— 伊藤恵里奈 Erina Ito (@erinaito_shiba) 2019年3月15日
◉物凄く疲れるし、スッキリしないし、混乱する。でも頭を離れない。
辿れば辿るほど謎が増え、思い返すほどにあれもこれもと疑心暗鬼になる。延々考えてしまう。
謎の答えも解釈も観る人によっててんでバラバラだろう映画。
◉『サンセット』
ミステリアスな展開に瞬きさえためらわれた釘付けの142分👀
そういえば主人公イリスも殆ど瞬きなし笑顔もなし口数最小限、
しかも最初は清楚に見えたのが実は強靭な精神の持ち主😲
大寺眞輔先生から「全ては理解できないと理解する知性」のお話❣
妄想した分知性ないかも。。。
◉『サンセット』。
ハンガリーの知識があった方が楽しめる。
が、それ以上にピントのいったり来たりとどこに焦点を合わせたらいいのか、クラクラさせてくれる。
もう一度見直したいが、今すぐか数ヶ月か数年後かが悩ましい…
◉『サンセット』。
FP視点、極端な長回しに加え、焦点深度を浅くしたり、
音声の遠近感をなくしたりと、普段の映画にはない映画体験でした。
「全てを理解することは不可能だと理解する知性が必要」ネメシュ監督のこの一言に尽きます。
◉『サンセット』
この映画の鑑賞にあたって、20世紀初頭のブダペストの社会状況を理解していることが必須ですが、
理解していたとしても完全な解は得られません。
主人公イリスともやもやした感覚を共有したい人以外はオススメできません。
◉『サンセット』鑑賞。
第1次世界大戦前、ヨーロッパの中心都市だったブダペストの繁栄と闇を描く。
なんだろう雰囲気とか好きなんだけど、いまいち話がよくわからなかったー😚
解説とか読んでから観れば良かったかな🤔
◉『サンセット』を鑑賞。
よく分からない映画ほど、じわじわ味を感じるもの。
この映画もその一つ。
分からないからこそ、感覚的にありのまま観るもの良いのかも…。
だって映画の見方に正解なんてないもの!
芸術と一緒で感じ方は人それぞれ。
だからこそ映画って面白い!
◉鑑賞。
自分に兄がいた事を知った主人公が兄を探す、
という話の本筋はいたってシンプルなのに、よくぞここまでミステリアスにサスペンス風に仕上げたと…
不明瞭な展開で未消化ではあるが、この時代の耽美的な雰囲気は楽しめた。
◉『サンセット』。
美術とか衣装がすっげえのに全体に暗いシーンが多くて、あ、そこもう少し見たい! ってなる。
割と難解だった。映画館よりリラックスできる環境で少しづつ味わいながら見るのに向いてるかもしれない。
◉『サンセット』
思考回路がフル回転!でも分からない。
トークショーでこの混乱の時代を描きたかったので、分からなくて良いんだって。
ということで、頭の中は混乱のまま終わりました。
◉『サンセット』鑑賞
不穏な音楽と共にゆっくりと進む時間軸。
主人公の視点を通しスクリーンの闇に巻き込まれ混乱し謎が積み重なっていく。難解。
でも独特な映像と音の使い方に不思議と惹き込まれ夢中に。帽子と衣装がとても素敵!
◉『サンセット』。
久々に難解な映画に苦しむ。上映後大寺眞輔先生の解説がなければ理解できなかった。
欧州なセット美術衣装に見応えあり、カメラの長回しや背景のボケ強調は技術好きにはたまらない。
自分の中の安い万能感を捨ててくれる良作。
◉『サンセット』
N.ラースロー独特の撮影技法は前作のままに、
出口どころか入り口すら感じさせないミステリーは、この混沌の世界の真理を見ているよう。
何もかもが朧気なのにザラザラとした肌触り、この感触が、胸騒ぎが現代と地続きだと確信させる。
◉『サンセット』
映像も凄いし、この手の作品にこんな音響こだわる意味があるのか!?と思う程に立体的な音響効果。
プロダクションレベルでは非の打ち所のない仕上がりなんだけど、 肝心なストーリーが全く意味不明。
※皆様からの感想や口コミも随時募集しています☆
下記のコメント欄にお気軽に書き込んでください!!