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【レビュー】映画『タッチ・ミー・ノット ローラと秘密のカウンセリング』

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「ゆっくりと溶けていくような素敵な作品!」「語りの手法が極めて特異!」「コアなテーマがエグいほど魂込められた映画!」


上映中【2020年●】

 

第68回ベルリン国際映画祭で金熊賞と最優秀新人作品賞をW受賞したヒューマンドラマ。強迫性障がいを抱える孤独な女性ローラは、ある日、病院で無毛症の男と車椅子の患者同士が互いの身体に触れ合うことで自分を見つめていく不思議なカウンセリングを目撃する。出演は「お家に帰りたい」のローラ・ベンソン、「氷の国のノイ」のトーマス・レマルキス。ルーマニア出身のアディナ・ピンティリエ監督による初長編。-Movie Walker-

 

あらすじ<STORY>

寝たきりの父親の介護で通院する日々を送るローラ(ローラ・ベンソン)は、自身も人に触れられることに拒否反応をおこす精神的な障がいを抱えていた。そんなある日、ローラは病院で不思議な療養を目撃する。病によって無毛症となったトーマス(トーマス・レマルキス)や、自由に四肢を動かすことのできない車椅子のクリスチャン(クリスチャン・バイエルライン)など様々な症状を抱える患者たちが、互いの身体に触れ合うことで自分を見つめていく患者同士のカウンセリング。ローラは彼らを興味深く観察するなか、自分と同じような孤独感を持つトーマスに心惹かれてゆく。やがて、街でトーマスに導かれるように秘密のナイトクラブへ入ったローラは、そこで欲望のままに癒し合う群衆を目の当たりにするのだった……。

●キャスト●

ローラローラ・ベンソン
トーマストーマス・レマルキス
クリスチャンクリスチャン・バイエルライン
Gritグリット・ウーレマン
Adinaアディナ・ピンティリエ
Hannaハンナ・ホフマン
Seaniシーニー・ラブ
Monaイルメナ・チチコワ
Stefanレイナ ー・ステッフェン
Male Escortゲオルギ・ナルディエフ
Raduディルク・ランゲ
Nurseアネット・サヴァリッシュ

●スタッフ●

監督アディナ・ピンティリエ
脚本アディナ・ピンティリエ
編集アディナ・ピンティリエ

映画『タッチ・ミー・ノット ローラと秘密のカウンセリング』を観た人の感想、評価、口コミ

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◉映画『タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~』
触れることで自分自身に気付きを与えてくれる作品。
マイノリティへの感覚的な壁がゆっくりと溶けていくような素敵な作品です。
お勧めします。

 

◉「タッチ・ミー・ノット ローラと秘密のカウンセリング」。
あのワークショップの場の安全なこと(クレジットからプロの指導を多く受けたと分かる)、
現実にはあのような安全な場ってそうないから羨んで見ているうち、
映画そのものがある種のワークショップの役割を果たしているのかもと思うに至った。

 

 

◉アディナ・ピンティリエ
『タッチ・ミー・ノット ローラと秘密のカウンセリング』。

接触恐怖の強迫性障害に苦しむローラがトランスジェンダーや
ハンディキャップを抱える人達から手解きを受けて性的に解放される様を描く。
キャストが全員実名なのも相俟って虚実皮膜のあわいが曖昧になっていく不思議。

 

◉『タッチ・ミー・ノット ローラと秘密のカウンセリング』
障がい者やトランスジェンダーの性を扱った問題(提起)作も、
性の倒錯も欲望も恐怖も…快も不快も老いも若きも対峙すべき傑作。
これは鑑賞者への挑戦でもあるのかも知れない。
視覚を飛び越えて脳と心に訴えかけられました。

 

◉『タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング』

身中の見えざる圧迫の気配に、心の表皮がささくれ立つ本作、
実は語りの手法が極めて特異でもあり。

そのベルリン金熊賞=最高賞獲得は様々に考えさせられ、
このキツい風潮下で一層観た甲斐覚える一篇です。

◉【映画「タッチ・ミー・ノット」観賞】
映画監督 ファッションデザイナーで映画配給ニコニコフィルム代表
蔦哲一郎監督にお声掛けをいただいたので観てきたよ!

ベルリン国際映画祭の2018年の最高賞受賞作品。さすが衝撃作でした!

 

◉タッチ・ミー・ノット(アディナ・ピンティリエ監督)。
現地に滞在中のベルリン国際映画祭金熊賞作品を2年半後にやっと観る。
人間関係の親密さの苦しみと喜びというテーマと現況を結びつけたくなるものの、
まずは人間の内なる壁が揺らぎ消える多様な形態の、
アートのような記録映画という印象が残る。

 

◉タッチ・ミー・ノット

レアな映像体験というか、観てしまった感がすごいな、これは。
実験のなかにコアなテーマがエグいほど魂込められた映画。
この監督の映像はとても美しい。
普遍的なラブストーリーも描いてほしいと思った。

 

◉タッチ・ミー・ノット

キモいサウンドトラック(賛辞です)や、
クィアへのまなざしがファスビンダー的だと思ったが、
好みはたがえそうな生真面目な一作。

性を鍵にしたマイノリティの心身の解放が、
錯綜する時系列や同じ構図の執拗な反復、
撮影者の位相の導入など、手のこんだ構成的なつくりで語られる

 

 

◉『タッチ・ミー・ノット』
ベルリン金熊賞〈最高賞〉史上、最も議論を呼んだ問題作!
欧州で実在する障がい者やトランスジェンダーなど、
“マイノリティ”と呼ばれる人たちの“性”生活に
カメラを向けた心と体を解放する“カウンセリング・ムービー”!

 

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